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新型コロナウイルスによる水槽レンタル(アクアリウム)業界への影響②

前回、新型コロナウイルスによる「水槽レンタル」(アクアリウム業界)への影響を記事にさせて頂いたのですが、今回はその後も目まぐるしく変わる現状について、~A.N.G~の現状を交えて解説していきたいと思います。

目次

お魚等を販売する「生体問屋」様の現状

主に「水槽レンタル(リース)」「水槽メンテナンス」で使用するお魚は、海外(主に東南アジア)から入荷される熱帯魚が主となります。しかし、新型コロナウイルスの影響により、お魚の入荷量もだいぶ減少傾向にあります。

淡水魚・海水魚問わず、入荷されるお魚は養殖か天然個体の採取ものになるのですが、いずれにしても現地の方(シッパーさん)の動きがカギになってきます。

東南アジアは、ご存知のとおり多くの国々で成り立つ島国で成り立っていますが、新型コロナの影響による対応も国によりそれぞれです。

特に熱帯魚の入荷量が多いインドネシアは、当初経済への影響を考慮し出入国封鎖までは行われていませんが、最近は感染者数/死亡者数共に他の国々より増加しはじめ、当初被害の多きかったフィリピンを抜いて最も被害が大きくなっています。

その為、首都ジャカルタをはじめ大規模な社会的制限(労働活動、移動制限)が人口集中地域に実施されました。

4月頭から始まった制限は、現在も延長されて引き続いています。この状況は、規模は違えど今の日本と近い感じですね。

また、インドネシアに次いで熱帯魚の入荷量が多いシンガポールでは、外国人労働者の多くが爆発的に感染者が増えた為、やはり必要最低限の労働を除き休業制限がかかっているため入荷がほぼ無い状況です。

それに拍車をかけるように、航空便の減便により、運賃の値上げがこれらの地域の熱帯魚の値上げに影響を及ぼしています。

場合によっては、普段は当たり前のように購入できる熱帯魚にも匹数制限がかかるケースもある状況です。

生体問屋さんも大変な状況ですが、南米便や比較的落ち着いた台湾便等、様々な地域の熱帯魚の入荷を増やす事で踏ん張って下さっているようです。この「水槽レンタル」「水槽メンテナンス」の事業を行う我々にとっては本当にありがたい事ですね。

各社「機材メーカー」様の現状

多くのメーカーさんが中国での大量生産ベースで動く事が多いアクアリウム業界ですが、中国国内の状況が落ち着き始めた事もあり、かなり見通しのたってきたメーカーさんもあるようです。

むしろいつものシーズンより忙しくなった(売上upの)メーカーさんもあったり、欠品続きだった商品も、後1ヶ月~2ヶ月位で入荷するものも出てくるようなので、少し安心な部分も出てきてなによりです。※気持ち的には中国の活動再開ベースで良くなるというのが少々複雑ですが…

~A.N.G~での現状

本来2月末頃に大阪にて施工する予定だった案件が、新型コロナの影響で延期になっていましたが、ようやく4月頭位から動きはじめました。

とはいえ、このような状況ではまた延期になる可能性も有るため、各種生体問屋さんやメーカーさんにも可能な限りの臨機応変なご対応をお願いし、慎重に準備します。

そして決まった日程は、GW初日の4/26~、一番動いちゃいけないタイミング…何か申し訳ない気持ちです(-_-;)

とはいえ、現地での内装屋さんのスケジュール的にも最早ここしかない状況でしたので、致し方ありません💪

そして、東京駅発の新幹線乗り場へ…

予想以上の閑散とした状況…まさかの乗客より駅員さんや乗務員さんのほうが多い状況です…。駅チカも休業要請に従ってほぼ全て閉店状態です。

あくまで「要請」にも関わらず、日本が他の国々よりも爆発的な感染者が出ていないのは、こういう意識の高さの部分なのでしょうし、本当に優秀だと自身の国ながら思います。

水槽レンタル 水槽メンテナンス

車両中に乗客はゼロ…社内清掃や点検が簡単な分、乗車10分以上前から乗車可能でした

 

当然、待合室も乗客予定の方の姿は無し…

途中の静まりかえった品川駅

他の新幹線ではどんどん廃止されていっている社内販売サービスも、東海道新幹線ではまだ残っているのが有名ですが、ほぼ空席になった車内を何度も往復する姿を見るのはとても忍びない感じです…。

大阪につき、無事施工も完了したものの大阪も東京同様静かな街並みでしたし、玄関口の新大阪駅もこんな感じ…。

ガラガラの新大阪駅ホーム

無事大阪での施工案件が終わり、そそくさと東京へとんぼ返りです。そういえば、お世話になったビジネスホテルの朝食も通常のビュッフェではなく、各自の部屋で食べれるお弁当でした。こういう細かな心配りも日本の優秀なところですね。

終わりに

緊急事態宣言が更に1ヶ月延長になり、今後更に複雑な対応を求められる状況も考えられます。

このような時に弊社の出来る事はとても微力で、何か少しでも世の中のお役にたてる事は無いものかと日々考える毎日で、モヤモヤとした気持ちで連休を過ごしていました。

そこへ一通のメールが。

弊社でもいつも大変お世話になっている、主に観賞魚用クーラーの販売をされているメーカー、ゼンスイ株式会社さんからでした。

内容を見てみると、そこには代表自らのご案内の文章がついた使い棄てマスクを融通出来る旨のご案内でした。

観賞魚メーカーさんなのに何故マスク?と思われるかもしれませんが、そこには代表の「思い」を感じさせて頂ける一文がとても印象的でした。

「何もせずに悩んでいるよりは、出来ることから行動すべきと考え、輸入を決断させて頂きました」

勿論、製造元にマスクを製造出来る場所があったからなのでしょうが、このような時期に利益度外視で動かれたそのお気持ちに本当に心打たれました。

早速弊社でも、同業の仲間にご案内させて頂くと共に、医療用のマスクのご案内もあった為、医療系のクライアントさんに少しでもお役にたてるようご案内をさせて頂きました。

直接的では無くとも、何かお役にたてることがあるというのは、このような先が見えずらい状況下では本当に励みになりますね。

本当に1日でも早く世界中の方々の平穏が戻るよう、弊社でも出来る小さな小さな取り組みを積み重ねていきたいと思います。

本記事では、「水槽レンタル(リース)」「 水槽メンテナンス」というサービスにおける新型コロナウイルスの影響について書かせて頂きました。

~A.N.G~では、埼玉・東京・神奈川・千葉・群馬エリアを中心に質の高いアクアリウム水槽のレンタル、リースを出張メンテナンス付で導入をご検討の皆様のお役に立てるでしょう。

特に他社からの切り替えでたくさんの感謝のお言葉を頂いております。これからもその声を大事にひとつひとつ丁寧に水槽のレイアウト製作をして参ります。 水槽でお困りの際は現状のサービスが当たり前と思わず、是非お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

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