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新型コロナウイルスによる水槽レンタル(アクアリウム)業界への影響


先日、昨今巷を騒がしている新型コロナウイルス対策に際して政府から緊急事態宣言が発令されました。これだけの規模の問題になるとは、世界中の誰もが想像もしてなかった事だと思います…。

弊社の水槽レンタルのクライアントの多くも甚大な影響を受けています。

今回は新型コロナウイルスによる水槽レンタル(アクアリウム)業界への影響について、~A.N.G~での実例を交えて記事を書いていきたいと思います。

目次

1月下旬~2月

具体的な影響は2月ごろから既に出始めていました。弊社の「水槽レンタル」・「水槽メンテナンス」施工先では、外資系ブランドの店舗があり、店舗用の大規模な什器を海外(今回は中国)で制作して日本に納品・施工する現場がございました。*什器自体は水槽に関わらない部分

本来は2月下旬ごろに大阪にて施工する予定だったのですが、1月下旬~2月初旬はまさに中国では武漢の完全封鎖による影響の真っただ中…。

結局、その什器の製作メーカーとの連絡が一切出来なくなってしまいその案件は延期となりました。※現在は連絡は取れており、当時は政府による強制的な自粛管理体制により連絡が取れ無い状況だったようです

弊社でもオリジナルのLEDライト製作に中国のメーカーを使います。ご存じの方も多いかもしれませんが、基本的に中国の方は春節期間には全くお仕事をされる習慣がありません。

しかし今年の春節にはいきなり武漢が封鎖され、中国の高官達が異例の緊急対策会議を開いていました。今考えるとこの現象が全ての異常現象の始まりでした…。

この頃には日本でも高齢者や、幼児への感染の危険性からいち早く高齢者の多く滞在する老人ホーム先では、しばらく水槽の定期メンテナンスにお伺いすることを延長する対応が生じてきました。*マスク着用や検温によりお伺いするケースもあります

更に飲食店経営のオフィス様より、新型コロナ感染対策として1ヶ月間の休業要請がありました。※今思えば別の理由があったんだと容易に想像出来ます

3月初旬

3月頭には、子供たちへの感染防止対策として国公立の小中学校で一斉休校の措置が取られました。インフルエンザでの学級閉鎖レベルはいくつもありましたが、このような全国一斉での休校措置には本当に驚きました。

この頃、弊社では札幌での「水槽レンタル」・「水槽メンテナンス」施工案件があったのですが、その時の札幌では今の東京近郊の現状に先駆けて緊急事態宣言が発令されていました。札幌行きの飛行機の中は9割近く空席で、搭乗する全ての人たちがマスク着用の体制です。

昨年10月にも札幌には来ていたのですが、その時には飛行機の便は中々取れない満席状態だったので、正直その落差は異様な光景に感じてしまいました。※今でこそ通常の光景ですが

水槽レンタル 札幌

札幌でお世話になっているいくつかの同業者様にお会いして無事水槽の施工は終わったのですが、当時の札幌は緊急事態宣言の影響で閑散としていました。タクシーの運転手さん曰く、「40年近くこの仕事をしてるけど、すすきのを含めこんな札幌は初めてだよ」との事…。

水槽レンタル 札幌

本来この時期になると観光地を含む繁華街と呼ばれる地域では絶対的に人々の動きが活発になるにも拘らず、この札幌の緊急事態宣言と全国一斉休校を機に日本でも多くの方が現実的に新型コロナの脅威を身近に感じ始めたのではないでしょうか。

この頃には東南アジア地域における新型コロナ感染の影響が多く出始めたころでもありました。

特にこれらの地域では医療体制が万全でないこともあり、感染者の致死率が高いことも話題になりましたし、湿度の高い地域でもこの新型コロナの影響は弱まることはないという事実が分かったタイミングでもありました。

日本では水槽レンタルする際に入れることの多い熱帯魚の多くがこの東南アジアから輸入されてきています。

水槽レンタルできる熱帯魚についてはこちら

3月初旬にはあまりこの東南アジアの便に影響はなかったのですが、下旬から現在4月にかけては通常の半分以下にまで便の影響が出ており、熱帯魚の入荷量が著しく減っています。これは、現地でのスタッフへ影響に加え航空便の減便による複合的な理由だと思います。

下旬には先の飲食店経営オフィス代表様より、事務所の閉鎖のご連絡がありました。今回の新型コロナの件を受け、スタッフさん全てを解雇しなくてはならなかった事をお聞きし、こんな事になって水槽レンタルの契約が続けられなくなってしまい申し訳無いとのお言葉を頂きました。本当に苦渋の決断をされた事だとお察しします。こちらこそ今まで本当にお世話になりましたの気持ちでいっぱいですm(_ _)m

4月初旬~現在

熱帯魚だけでなく、それを管理する機材を販売するアクアリウムメーカーにも甚大な影響が出てきています。

製作する水槽関連機材のうち海外(特に中国)からの輸入品が2月初旬から全く見通しが立たない状況になっています。また先日の緊急事態宣言を受けて、当該地域のアクアリウムメーカーでは出社人員の削減にての縮小対応になってきています。

東京内外の観光・レジャー業、飲食業の方々だけでなく、弊社のクライアントには歯科医院様もしばらく休業するケースも出てきています。

意外ですが確かに良く考えると我々のような業種と違い歯科医師さん・衛生士さん達は、患者さんとの距離が非常に近くなる業種である事や、緊急性を要する患者さんも少ないことを考えれば妥当な判断なのかもしれません。

現在、弊社では「水槽レンタル」・「水槽メンテナンス」のご契約のクライアント様に関して設備の維持をしつつ、お魚達の回収によって、休業状態のクライアント様の状況に合わせて対応しております。

また今までの現状維持を必要とするクライアント様に関しては、スタッフのマスク着用と当日の検温を義務づけた上で活動しております。

上記理由によりお魚や機材の不足が起こっていたり、お魚を回収しなければならないケースでは往々にしてお魚達にも負担がかかってしまっている事に本当に心が痛みます。

終わりに

2011年に起きた「東日本大震災」において、水槽レンタル(アクリウム)業界、その一部でもある弊社も多くの苦難を乗り越えてきました。

緊急事態宣言以降、様々なところで予期せぬ影響が出てきており、当時に匹敵(それ以上に)するかのような状況になる可能性も十分予想されてきます。しかし、このような時にこそ少しでも弊社の管理する水槽を見ることで、外出自粛によるストレスを感じられている方や、発熱により病院をたらいまわしにされ、長く待合室に待たされたりする方のストレス緩和に役立って下さればなと心から思います。

本当に1日でも早く世界中の方々の平穏が戻るよう、弊社なりに出来る小さな小さな取り組みを積み重ねていきたいと考えております。

本記事では、「水槽レンタル(リース)」「 水槽メンテナンス」というサービスにおける新型コロナウイルスの影響について書かせて頂きました。
~A.N.G~では、埼玉・東京・神奈川・千葉・群馬エリアを中心に質の高いアクアリウム水槽のレンタル、リースを出張メンテナンス付で導入をご検討の皆様のお役に立てるでしょう。

特に他社からの切り替えでたくさんの感謝のお言葉を頂いております。これからもその声を大事にひとつひとつ丁寧に水槽のレイアウト製作をして参ります。 水槽でお困りの際は現状のサービスが当たり前と思わず、是非お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

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